◆クラミジア
 不妊の人の2割、妊婦の1割が感染し、セックスパートナーの数が多い10代、20代にも増加傾向が見られ
 ます。 
 女性の場合、自覚症状がほとんどなく、放置すると奥へ奥へ進行して、子宮の炎症や卵管の炎症を引き
 起こします。 慢性化や卵管が詰まったりすると不妊の原因になります。
 検査は内診中に行い、数秒で終わります。 結果が出るまで1週間くらいかかります。
 治療は、抗生物質の内服(2週間)です。 夫婦で治さないとまた感染することもあるのでご主人にも内服
 してもらいます。
  
細胞診
 いわゆる子宮癌の検査です。 初診時に行い、内診中にすぐ終わります。
 1年以内に他の施設でこの検査を受けて異常がなければ、省略することもあります。
 万が一、異常が出た場合、
疑陽性のこともあるので再検査します。
 
◆超音波検査
 子宮や卵巣の様子を見ます。 超音波を発信する小さい器具を内に入れて内部の断面を画像に写して
 子宮、卵巣、腹水をチェック、子宮筋腫、子宮奇形、、卵巣腫癌、子宮内
症、卵胞の発育の有無などが
 分かります。 人体や胎児への影響はありません。 

 
◆ホルモン血液検査
  排卵がうまくいかない場合は、卵巣の働きが悪いケースが多いのですが、卵巣に働きかけて機能をスムー
 ズにする脳下垂体ホルモンの分泌異常のケースもあります。
 採取にて脳下垂体ホルモンや卵巣ホルモンの量がチェックできます。
 整理中と排卵期に行います。 特に脳下垂体ホルモンの1つであるプロラクチン値が高いと排卵が抑えられて
 不妊の原因になります。 高プロラクチン血症の場合は、テルロンという薬を内服してもらいます。

 
◆子宮卵管造影
 卵管は、子宮と卵巣を結ぶ管で左右1対あります。 卵管には、「卵子を捕まえる」 「卵管内に入って来た精
 子と受精させる」 「受精卵を子宮に向かって送る」という重要な役割があります。
 卵管が閉塞していたり、狭窄していたり、周囲と癒着等がある場合は、不妊症になります。 卵管の検査には
 卵管通気方、卵管通水方、子宮排卵造影等があります。
 子宮卵管造影は、レントゲン検査で子宮膣や卵管の形を見るだけでなく、卵管の通気性、卵管
周囲癒着の
 程度を知ることが出来ます。 
 この検査は、月経が終わって直ぐに施行します。
 排卵の軽度の狭窄や癒着だけなら、この検査により卵管の通りが良くなる
 ことがあります。 このため排卵造影後、数ヶ月は妊娠しやすくなります。 
 つまり、子宮排卵造影は、検査であると同時に、治療も兼ねています。

 
◆排卵のチェック
  精子と卵子が出会うタイミングを見つける重要な検査です。
  超音波で卵胞の発育を観察していくと20ミリ程度になります。 その後この卵胞が画面から消えると排卵が
  確認できます。 この時、ホルモンが充分分泌されているか確認するために血液検査を行います。
  排卵期に通院できない人は、排卵日を予測する尿検査薬を渡しますので自宅で使用してください。
  排卵日を予測して性交のチャンスをつくりましょう。  

◆ビューナーテスト
  性交後に精子が子宮内にうまく入り込めるかをチェックする検査です。 
  つまり子宮
管粘液と精子の相性を調べます。 相性が悪ければ、精子は子宮の中に入り込めず受精は
  不可能です。
  排卵期前後の性交後、12時間以内に、子宮
管粘液と精子の混ざった液体を採取して顕微鏡で精子の数
  や元気度を調べます。 その結果、顕微鏡の1視野に、10匹以上の精子が元気に動いていれば合格です。
  不合格の場合は、もう一度行います。
  繰り返しビューナーテストの結果が悪い人は、人工授精をすすめることもあります。

 
◆精液検査
  マスターベーションにて精液をとり、精液量、精子の濃度、運動率、奇形率などをチェックします。
  この検査の前は5日間禁欲してもらいます。 検査の数値は、体調などにより変動することがあるので2回
  以上行うことがあります。